グムンデン・ユース2002 競争切手展(国際参加を含む地方展として開催)
2002年8月23日から25日にかけて、リゾート地グムンデンのトラウン湖と森林学校の近くにある古城で、<Gmunden2002>(国際参加を含む競争展・地方展)およびユース切手展<Gmuunden Junior2002>が開催された。ユース展には、スイス、ドイツ、リヒテンシュタイン、イタリアのほか、オーストリアからも参加があり、計38名のユースが参加した。(Philatelie-informativ 6/2002, Seite18を参照)加えて、オープンクラスとフンデルトヴァッサーの企画展が実施された。 切手展に先がけて、<Gmunden2002>の主催者ラインハルト・ノイマイヤー氏(Voph副理事長)は、ウィーンで<Ovebria2002>にて第3回友の会大会の開催について打診されたほか、向こう4週間のうちに、フンデルトヴァッサーを意匠とする青少年に関わる記念印の原画を作成するように私に要請した。記念印は会場内の特設郵便局で使用される。私はすぐにお引き受けする旨を伝え、青少年に関わるフンデルトヴァッサーのデザインを探し始めた。 私は結局、『美しき路・芸術と生』の本から、この主題にぴったりのフンデルトヴァッサーのピクトグラム(絵文字)を見つけだした。1つ目のピクトグラムは、成長、学校、学問、子どもたちを表し、もう1つのピクトグラムは芸術を表している。(同掲書、Seite9, 11を参照)切手には芸術というテーマも含まれるため、この2つの絵文字を記念印のデザインに盛り込むことにした。ヨラム・ハレル(フンデルトヴァッサーのマネージャー)の許諾を得て、最終的に原画と記念印を作成することになった。記念印は、8月24日の特設郵便局で使用された。(Liste der Sonderstempel 2002 vom Briefmarkensammlerverein Krems参照のこと) 提出した原画の表記が、オーストリア郵政によって若干の変更が加えられた。(比較) やっていて楽しい仕事であったのが、サイン会である。(写真参照)また、私を驚かせてくれたのは、ノイマイヤー氏(写真)であった。ホテル「シュタインマウレル」で催された夕べのパルマレスで、オーストリア国立印刷局から特別賞をいただくことになったのである。特別賞として私がいただいたのは、なんとフンデルトヴァッサー切手がソウルで2002年に授与した賞状のオリジナルであった。
補足:アルゲマイネ新聞ユルツェン地方版の郷土記事欄「ハイデヴァンデラー(荒野を歩く人)」(2003年39号)にて、「消印のなかのフンデルトヴァッサー。記念印・機械印・メータースタンプ等の広告印のカタログ化」が行われた。(トマス・クラインシュミットがフンデルトヴァッサー友の会・第4回大会を記念して刊行した). トマス・クラインシュミット、ならびにアルゲマイネ新聞ユルツェン支社の好意により、カタログはここからダウンロードできる。
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© ハリー・ホフマイスター
2002 |
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