オーストリア国立印刷局からの特別賞

フンデルトヴァッサー小型シート(オーストリア印刷局製造)が受賞。200281

ソウルで開催された「政府切手印刷会議」でオーストリア国立印刷局の「フンデルトヴァッサー」切手が「連刷切手部門」で1位に輝いた。この会議は8月に9度目の開催を迎え、アメリカ・ドイツ・中国・フランス・スペイン・ウクライナ・ヴェトナムなどを含む17カ国の信頼のおける印刷局・印刷会社が参加している。審査員は世界各国の印刷の専門家から構成されている。切手は2000年にフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー追悼記念であるのと同時に、「近代美術」シリーズの第1集をなすものであり、郵趣品としての価値も高い。切手の製造にあたって、ヴォルフガング・ザイデルの手による凹版とグラビア印刷が組み合わされている。デザインは、「ブルー・ブルース(Blue Blues)」と呼ばれ、4種の色違いの切手が存在する。だが、オーストリア切手の高度な印刷技術と芸術としての品位が認められるのは、珍しいことではない。1850年に最初の切手を発行してからの長い伝統が、オーストリア郵政にはあるからである。


 

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