フンデルトヴァッサー郵趣へのリンク

 

WIPA 2000

 

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WIPA2000 フンデルトヴァッサーを偲んで

2000年5月30日から6月4日にかけてウィーン・オーストリアセンターにて、第6回WIPA (ウィーン国際切手展)が開催された。(VOPh3/2000)それ以前にWIPAは1881年、1890年、1933年、1965年、1981年に開催されている。今回のWIPAはオーストリア切手150年を記念しての開催である。


だが、より印象的なのは、2000年2月19日のフンデルトヴァッサーの死であろう。WIPA会期中の6月2日には、芸術家としての達成を顕彰する運びとなった。

そのためオーストリア郵政は異例の措置として、短期間のうちに「フンデルトヴァッサー追悼」の小型シート発行を企画し、同時にシュピッテラウ・ゴミ焼却場のイラストをあしらった記念印を用意した。

ウィーン国連事務局(UNPA)も同時に、異例の措置として2000年6月2日に「フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー」の絵ハガキを発行し、関連する記念印を使用してこのすばらしい芸術家を称えた。

ハンガリー郵政のブースでは、ウィーンのフンデルトヴァッサーハウス外観をあしらったカシェ付きの販売も行っていた。


最終日の2000年6月3日に、フンデルトヴァッサー友の会の第1回大会が、ヨラム・ハレルの後援によって開催され、ヴォルフガング・ザイデルも同席した。

 フンデルトヴァッサー友の会・第1回大会

本大会の主賓は、ベルリン在住のホフマン博士(招待)であった。後援のヨラム・ハレル

は仕事の都合で欠席を余儀なくされ、ノアックが代理となった。
大会は、カフェレストラン「芸術ハウス」にて約20人ほどで行われ、名誉ゲストはヴォルフガング・ザイデルであった(写真)。フンデルトヴァッサー切手展の開催にあたり、ザイデルはフンデルトヴァッサーとの共同作業やマイスター・フンデルトヴァッサーとの親交などの興味深いエピソードを語ってくれた。

この大会を記念して、「切手収集家から、ウィーン芸術ハウスのゲストへ」の文字とカシェが配布された。

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意匠の原案 ホフマン(第1原画)・クラインシュミット・ホフマイスター

作成 ホフマイスター

製造 R.ヘンゼル工房(ベルリン)

原画

 

スタンプは、一部を故意に破損させて再利用不可能にしたうえで、2000年6月6日にフンデルトヴァッサー・アーカイブに収められた。

このスタンプには、WIPAのロゴと、ウィーン芸術ハウスのロゴが配されている

この大会は、すべての参加者にとってすばらしい経験となったほか、ホフマンはヨラム・ハレルに感謝をこめて感銘深い手紙をしたためた。

この大会とカシェスタンプは、「ディ・ブリーフマルケ」誌2000年2月号39頁、5月号28頁、「VOPh」機関紙2000年2月号11頁、「ブリーフマルケン・シュピーゲル」誌2000年4月号8頁で触れられている。またANKカタログ(2002/2003年版)219頁では、フンデルトヴァッサー追悼小型シートの関連事項として、単貼FDCと単片評価のほか、フンデルトヴァッサー郵趣/カシェスタンプについて言及している。

記念カード

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