ドナウ・アウエン国立公園
「ドナウ・アウエン国立公園」の発行と初日押印のための特設郵便局 発行数70万枚 発行件名 「ドナウ・アウエン国立公園 原画彫刻 ヴォルフガング・ザイデル 額面 0.55ユーロ 図案報道発表 2004年9月27日 発行2004年10月22日 図案と特印
特設郵便局
「ドナウ・アウエン国立公園」(パンフ)は1996年10月27日に18年の年月をへて指定された。それは数え切れないほどの自然保護活動家とオーストリアの有力者(一例をあげれば、アリク・ブラウアー、アンドレ・ヘラー、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー、コンラート・ローレンツ、ギュンター・ネニングなど)たちが尽力したことに、負うところが大きい。1984年には水力発電所の計画に際して、ハインブルクのドナウ・アウエンの120万本という樹林が切り倒されようとしていたのに対し、ドナウ・アウエンの占拠によって、阻止することに成功したのである。(訳注:ドナウ・アウエンはウィーン東部に広がる湿原地でドナウ川の支流が流れ、原生林などが広がる。アウエンとは、水辺の湿原・氾濫原(Aue)の複数形。河川の氾濫を防ぐための護岸工事を行うのが主流であったが、近年、河川の定期的な氾濫が動物の生態系を維持するのに重要な意味をもつことが明らかになってきた。その点でドナウ・アウエン国立公園の指定の意義は大きい。) この事件については、「樹林の闘い。ハインブルク1984年」(ギュンター・ネニング、アンドレアス・フーバー著。ハンニバル出版より1985年に上梓)に詳しい。(表紙)
20年の歳月を経ても思い起こされる出来事の記念として、「ドナウ・アウエン国立公園」有限会社を創設したクリスティアン・フライジルによって提案されたのは、作品808を再び郵便切手のデザインとして使うことであった。この申請に対するオーストリア郵政の回答はGo Signであった。 ドイツでは2003年11月13日にコンラート・ローレンツ生誕100年の記念ステーショナリーが、「ザルツアッハ橋100周年(ドイツ・オーストリアの共同発行)」の印面を付けて発行されている。
大会を記念して第5回大会のカシェスタンプが用意される。 この大会は、2004年10月22日にウィーンの自然史博物館で開催される。現在、館長はベルント・レツシュ博士が務め、特別に部屋を確保していただくことができた。 大会を記念して第5回大会のカシェスタンプが用意される。
デザインの意匠は、作品808「水の終焉」によっており、ヨラム・ハレルの許諾を得ている。スタンプはドナウ・アウエンの樹林にちなみ深緑色で押印される。
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